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まっちゃんガーデンblog

レストランの中心で愛を叫ぶ!?
今週また一つのお庭が完成いたしました

今回も、ものつくりの難しさ、そして楽しさを
また一つ深く掘り下げることができました













作業は室内にあるまん丸い台の上にレンガを積んでゆきます



まずは中心点を出して基準にする場所を作ります







第一段目を積んでゆきます






今回もお施主様とひとつずつ確認しながら
形にしてゆきます

この円形の客室からは外は見えません
窓はありますが
すりガラスで景色は見えません

お施主様はこの客室の中心にたき火台を作って
それを景色の中心にしました

このレストランの心臓です

当初、建築の方で作る予定でしたが
お施主様のイメージがどうしても建築の方に伝わらなかったようで
この私に、白羽の矢が立ちました

お施主様は建築とかそんなものは付属品で
このたき火台と坪庭が
このレストランの心臓であり、肺であるとおっしゃっていました

責任重大です!

もちろん、気合は入っていましたが
テンション、アゲアゲモードにスイッチが入りました








そんな感じで、お施主様がつきっきりで見守る中
徐々に立ち上がってきました






だんだん形が見えてきました
でも気は抜けません






緊迫した空気が流れています

でもそれが心地いいです


だんだん、無心になってきて
子供のころに夢中で積んだ積み木のお城を作っているような心持です









かわいいお口がぽっかり空いてます
いいアクセントになりました







よーし、あと一歩で完成です









できた!

お施主様も大喜びです
お施主様のイメージ通りに完成いたしました


最終日、お施主様のOKをもらった時は涙が出そうなくらいうれしかったです













お施主様はこの部分だけは外溝屋さんや左官屋さんではダメ

手作り感のでる、フリーハンドな美しさが出せるのは松浦さんでしかできないと、
うれしいお言葉を頂戴いたしました

ものをつくる
それは職人が自分のプライドをひけらかして
既成概念をぶつけていては
いいものつくりはできません


お施主様と真剣勝負で
時に、意見をぶつけ合ったり
斬新なアイデアに目からうろこが落ちるようなことを
真摯に受け止める気持ち

そんななかから
一つの答えが出てきます


とても素敵な体験をさせていただきました
まだまだ青二才の自分に
こんな大役をまかせていただいたき
感謝の気持ちでいっぱいです

ありがとうございました

オープンが待ち遠しいです




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投稿者 松浦造園 (2013年7月27日 03:50) | PermaLink