松浦造園
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まっちゃんガーデンblog

日本人として。
最近はドタバタしておりまして
なかなかブログの更新できませんでした

頭、パンクしそうな今日このごろです!










先日、建築家中山章氏と庭師平井孝幸のトークセッション(すまいと庭)という講座に参加いたしました
どうしても切っても切れない
家と庭

私たち植木屋は
建築とは表裏一体の存在です

仲間を誘い一緒に参加いたしました

講演は午後からなので
午前中は素敵な建築の見学へ。


文京区千駄木にある
旧安田楠雄邸にお伺いいたしました

自分は勉強不足でその存在すら
まったく知りませんでしたが
庭仲間の朝倉さんに導かれ

いざ、日暮里へ、、、





入口です。

谷中、根津、千駄木周辺を散策したのは
自分は初めて。

ちょっとびっくりしました

鎌倉、京都

庭屋さんなら憧れの土地ですが
ここの雰囲気は
それとはまた違う雰囲気ですが
しっかり
それぞれの時代を大切にした
素敵な空間です






こちらは入口玄関です

ひっそりとした中に
凛とした空気が漂っています








こんなかわいい
電話がありました





この建物は大正8年に建てられた近代和風建築です

一度は解体の危機にさらされましたが
文化財として日本ナショナルトラストに寄贈され
九死に一生を得ました

その後たびかさなる修復の末
2007年から週二回公開されております








この椅子の生地もボランティア様方々の
血のにじむような努力の結果
新たに補修されたものです

張り替えるまでに
3年の月日と莫大な経費がかかっております

この大切な建築と先達の意志を
後世に受け継いでゆこうという
太い意志の元

ボランティアの皆様がたの思いの
結晶です

特に白い部分の模様は
復元するにあたって大変だったようです

感動しました







ガラスも今では見られない
手造りのものです











いっぱい堪能いたしました

ものを大切にする心
いとおしく感じるものに
限りない愛情を注ぐこと

それが日本人の美徳なのではないのでしょうか
そんなことを痛感いたしました



見学の後。みんなと谷中散歩

天気もいいし
なんかいい感じです







突然こんなお店が!






こんなお店も、






こちらは銭湯を改築したギャラリーです







こちらは醤油問屋の建築です

いい感じの建築見学も終わり
いざ講習会へ


すまいと  庭。

さまざまなお話があり
とても有意義なお話をいただきました

私の感想は
ただ一つ

この日本に生まれ
この日本に住み
この日本に育つ。

その意味
その有難さを

植木屋として
自分なりに解釈し咀嚼したものを
答えとして
庭に反映させること

それが答えです

それしかありません


そして、そして
先週から
着工させていただきました
K様のお庭つくりです



ウッドデッキができて
次は園路兼、テラスの作成です


以前の地震によって崩れ、解体された
塀の石材を再利用し
庭に敷きつめます

お施主様のK様はものをとても大切にする方で
いろいろなお話をさせていただき
びっくりすることばかりです









掘って、掘って~








石を据えてゆきます









解体された材料が命を吹き返します!








さあ!お庭つくり頑張りましょう!


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投稿者 松浦造園 (2013年4月16日 19:40) | PermaLink